日本スケート連盟は10日、フィギュアスケート男子の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手(19)=ANA=が9日に東京都内の病院で精密検査を受け、頭部挫創(切り傷)などで全治2~3週間との診断を受けたと発表した。
直前のアクシデントにもめげず演じきった羽生選手は不屈の精神を見せたが、選手の健康や競技の安全性の観点では決して美談で終わらせることはできない。頭部も負傷しており、専門家は「棄権させるべきだった」と警告する。(毎日)
本番直前に負傷。しかし試合に出場。これで優勝したら文句なく少年ジャンプ連載漫画の世界である。今回優勝とはいかなかったが負傷した姿で堂々と演技し、転倒しながらでも演じきった姿に胸を打たれた人は少なくなかろう。
しかし一方で安全性から今回の演技に批判的な声もあり、それは又当然でもあろう。まだ若い選手でもあり、選手生命を賭ける様なリスクを冒す必要はない。フィギュアスケートという事故とは縁遠い様な世界で起こったこの事故をきっかけに安全面などについて議論があってもよかろう。
いずれにせよ、今回の事故で分かったのは羽生選手のメンタル面での強さがハンパねぇってことだろう。報道によると衝突直後、羽生選手は「天井を見ながら、これで自分のスケート終わったのかも」と思ったそうである。そんな状況の直後に試合本番に臨めたというのは、金メダリストとしての誇りとプライドが支えたものかもしれない。
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