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一家の長たる父であり一介のサラリーマンであり何処に出しても恥ずかしいヲタクである中年男性の日々を記録したものである。
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宇宙船vol.160にて千草巽(上松辰巳)氏の訃報に接する。享年58歳。
 模型誌で作例を担当するなどされた方だが、特撮メカのインジェクションキット(プラモデル)を製造する会社「タスクフォース」を起こした方でもある。タスクフォース創設時に模型誌に「商品を製造販売して儲かったらそれを元手にして次の商品を作る」という旨の記述をしていた。その商品は「自分が欲しいもの」ということで、ある意味ガレージキットの理念に忠実だった。
 タスクフォース製の特撮物プラモとしてはマイティジャックの1/48超小型戦闘機ピブリダーを皮切りに、1/144ウルトラホーク1号、1/144ジェットビートル初期型がある。いずれも撮影に使用されたミニチュアを再現した模型で、この点でも「自分が欲しいもの」を作るというポリシーは変わらなかった。
 一方で模型誌上で「キット化して欲しいメカのリクエスト受付けます。でもウルトラホーク1号は人気が高いだろうからそれ以外で」と言っていたものの、第二弾で発売したのがそのウルトラホーク1号だった。ホーク1号のリクエストが実際に多かったからなのか、次の資金を稼ぐための選択だったのかは知る由もない。ホーク1号はその後ミサイルポッド付きバージョンも発売されたのだが。
 造形にこだわりなく「ウルトラホークやジェットビートルのプラモが欲しい」という人に対してはハセガワ製1/144ホーク1号、フジミ製1/72(!)ホーク1号、2号、3号、ハセガワ製1/72ジェットビートル、バンダイのメカコレ(一応ノンスケール)があるのでタスクフォース製の特撮メカ商品は今やその歴史的使命を終えたのかもしれない(ピブリダーは除く)。それでも、自分が欲しいモノが無いから自分で作る、という精神には賛美を惜しまない。個人的には1/144スケールでMATのメカを商品化して欲しかったけど。
 長い間ありがとうございました。これからは星の彼方から特撮モデラーを見守って下さい。
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